放課後児童クラブとは
放課後児童クラブは、放課後や春・夏・冬休みなどの学校休業日に保護者が働いている間、子どもたちが安全で充実した生活を送ることがように保育し、働きながらの子育てを支援しています。
この、放課後と学校休業日の子ども達の成長や発達を見守るのが放課後児童クラブの役割です。このことにより保護者も安心して仕事を続けられます。
「学童保育」「学童クラブ」「児童クラブ」などさまざまな呼び名がありますが、国(厚生労働省)、では「放課後児童クラブ」と呼ばれています。
ちなみに「学童保育」という呼び名は、保護者・指導員による運動の中から生まれた言葉で、ひろく一般的につかわれています。
放課後児童クラブでの子どもたち
放課後児童クラブでの生活は、子どもたちが「ただいま」と帰ってきたところから始まります。春・夏・冬休みなどの学校休業日は一日保育となります。
平日の子どもたちは学校を終えると、一年生から順次、放課後児童クラブに帰ってきます。帰ってくると宿題をしたり、それぞれ気に入った遊びを始めます。子供たちがそろう頃、おやつの時間です。おやつが終わると、ふたたび遊びや行事や活動などをはじめます。お帰りの時間になると、そうじや片づけをして帰宅する子どもや保護者の迎えを待ちます。
午前中に帰ってくる日や一日保育の日は、放課後児童クラブで昼食(お弁当など)を食べます。
指導員は、大勢の子どもたちの生活がスムーズに営まれ、一人ひとりが安心して楽しく生活できるように援助します。
国の学童保育制度
放課後児童クラブは、1998年4月より「放課後児童健全育成事業」という名称で児童福祉法ならびに社会福祉法に定めたれ、法律に基づく事業とされています。この法律には色々と不十分で制度的な問題がありましたが、2012年に制定された「子ども・子育て支援法」によって、学童保育は市町村が実施主体となって実施する事業に位置づけられました。
また、放課後児童クラブの設備や職員などに関する基準が厚生労働省令「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」に定められ、さらに放課後児童クラブの運営にあたっては、厚生労働省が定めた「放課後児童クラブ運営指針」をふまえた実施が求められています。